花粉対策 日常生活:花粉症対策 グッズ・お茶・注射まで

花粉症対策と洗濯

花粉症の季節,花粉症の家族がいる場合は洗濯方法にも対策が必要だ.

風が気持ちのよいよく晴れた日は洗濯日和だが,洗濯日和は同時に花粉日和でもある.

また午後1時から3時は気温も上がり,洗濯物の最も乾きやすい時間帯だが,それも同時に花粉が最もよく飛んでいる時間帯でもある.

晴れた日のこの時間帯には洗濯物はできるだけ室内に干すか,乾燥機を利用するなどして花粉が付着するのを防ぎます.

しかし現実に毎日の洗濯物を室内に干すのは乾きも悪く,見栄えも悪く,また湿気に注意をしなければカビなどの発生する原因にもなる.

室内に洗濯物を干す場合には湿度が55%以上にならないように注意する必要がある.

どうしても外に干す場合には花粉の多い時間帯は避けて干し,取り込むときにはよくはたくようにする.

専用のブラシや粘着テープを利用して取り除くことができる.

衣類だけでなく布団やシーツも外で干すことは避けたいところだが,花粉症の季節にまったく外に干さないのは衛生的にも心配だ.

外に干す場合には花粉の進入を防ぐ布団カバーにいれる,また取り込む際に清潔な吸引口を取り付けた掃除機で花粉を吸い込むなどの方法がある.

寝具は顔や皮膚に直接触れるうえに,睡眠している長い時間をその中で過ごすものなので厳重に花粉からガードすることが必要だ.

布団の中に入り込んだ花粉は掃除をしてもすべて取り除くことはほぼ不可能だ.

最近では衣類や布団用に花粉防止スプレーが市販されており,花粉がついても軽く払うだけで簡単に落とせるとのことで花粉症対策に注目を集めている.

花粉症対策と掃除

花粉症対策の基本はこまめに掃除をすることにある.

どんなに部屋を閉め切っていても,わずかな隙間から花粉は侵入している.

そして外干しした布団や衣類,外出から戻った家族からも持ち込まれている.

できるだけ花粉の少ない快適な部屋で過ごすために,この季節は毎日の掃除を特に念入りにすることが大切だ.

花粉飛散量が最も多い時間帯は昼の12時前から午後3時と日没直後といわれている.

夜の間は飛んでいない.

掃除は花粉の飛んでいない時間に済ませたいものだが,夜に掃除をするのは近所迷惑になる.

湿度が高く,ホコリも舞い上がっておらず床に落ちている朝が掃除をするには最適な時間といえる.

花粉は部屋の中では走り回るなどして舞い上がらない限り床に落ちている.

床やカーテン,ソファなどに付着した花粉を取り除くには拭き掃除が一番よい方法だ.

部屋の中で花粉がつきやすい場所は窓際付近,静電気のたまるテレビやパソコンの画面,洗面所やお風呂にも意外に花粉が付着している.

カーテンやソファなどの布製品にはあらかじめ花粉防止スプレーなどを吹き付けておくのも効果的だ.

掃除機は拭き掃除がしにくい場所などに便利だが,花粉を舞い上げてしまう.

また普通の掃除機では排気と一緒に花粉塵を室内に放出してしまう.

できれば排気をカットする高性能の掃除機を使いたいものだが,それが使えなければ普通の掃除機の本体をベランダに出して使うなどの方法がある.

最近では花粉対策の掃除グッズも多くでており,毎日の掃除に活用しながら上手に対策をしていきたいものだ.

花粉症対策と外出

花粉症の人は花粉の飛散時期にはできれば外出したくないものだが,現実にそうは言っていられない.

花粉症の時期の外出にはしっかりと対策をする必要がある.

花粉症の症状であるくしゃみ,鼻水,鼻づまり,目のかゆみは,目と鼻をしっかりガードすることでほとんど抑えることができる.

それには眼鏡とマスクが必須アイテムだ.

眼鏡は目の粘膜に花粉が付着するのを防ぐことができる.

近年,花粉症対策メガネも発売されるようになった.

普段メガネをかけない人やコンタクトレンズを使用している人も花粉症の季節には眼鏡を着用することが望まれる.

コンタクトレンズの使用は目のかゆみや炎症を悪化させる恐れがあるからだ.

また,肌の露出をさけることは花粉症対策の基本だ.

髪の毛に花粉を付着させないためには帽子が効果的だ.

髪の毛は花粉がつきやすい部分のひとつで,髪の毛についた花粉は眼や鼻に落ちてくる.

長い髪はできるだけまとめて,つばのひろい帽子をかぶるといいろう.

ツルツルした素材のコートをはおることで,花粉が衣類につくのを防ぎます.

毛織物やセーターなどの繊維は花粉がつきやすいため避けた方が無難だ.

さらに花粉ガードスプレーをしておくとより効果がある.

マスクや眼鏡をしていても肌の露出がさけられない顔は,帰宅したらすぐに洗顔をして花粉を落とすことが大切だ.

化粧はベタベタして余計に花粉が付着する.

化粧をする場合には最低限に抑えるようにする.

以上のように,花粉症対策として完全防備することは難しい面もあるが,できる範囲から実行していくことで少しずつ効果が得られるだろう.

花粉症対策と妊婦

妊娠中はホルモンバランスの変化によって,それまで花粉症でなかった人が突然発症したり,症状がひどくなったり,反対に花粉症が治ったりすることがある.

妊娠するまでは薬を飲む,注射を打つなどして対処してきた人も,妊娠中は胎児への影響を考えると安易に薬に頼ることはできない.

実際に花粉症の薬の中に妊婦が飲んではいけない成分が含まれていることもある.

しかし妊娠中という心身ともにデリケートな時期に,花粉症のつらい症状を薬も飲まずに我慢することは,かえってストレスにもなり胎児にもよくない.

妊娠中は自分の判断で薬を飲むことはせず,かかりつけの産科と耳鼻科の両医師と相談の上で,種類や飲む量をきめることが大切だ.

妊娠中の花粉症対策は睡眠時間を十分とり,規則正しい生活と栄養のバランスのとれた食生活をすること,そして外出後は手洗い,鼻洗い,うがいを忘れないことなどが重要だ.

ヨーグルトや甜茶などの花粉症に効果的な食品を多くとることもひとつの方法だ.

また外出は花粉が多く飛んでいる時間帯や,気温の高い日,風が強い日はさけ,できるだけ雨の日や朝,夕方に済ませたいものだ.

昼間や晴れた日の外出にはマスクや眼鏡,帽子などで花粉が肌に付着しないように十分注意が必要だ.

そして安定期には運動をかねて毎日こまめに部屋の中の掃除をするように心がけます.

部屋を清潔に保ち快適に過ごすことは胎児にもよい影響を与え,また花粉症の症状緩和のためにもよいことだ

花粉症対策とこども

花粉症が日本で発見されて40年余りが経ちましたが,今では「国民病」といわれるまで患者数が増えました.

花粉症が注目を集めた頃は「小児に花粉症はみられない」という見解が一般的だったが,現在では子どもの花粉症はまったく珍しくない.

子どもの患者は学童期以降になると増える傾向にある.

3歳の花粉症患者も当たり前で,1,2歳の幼児でも目をかゆがったり,鼻水が出て鼻をかゆがる症状がみられる.

花粉症は低年齢化に拍車がかかっているといえる.

乳児でも少数だが花粉症はあり,症状を訴えることができないため見過ごすことも多いようだ.

出生後の早い時期に多くの花粉を浴びると花粉症になりやすいといわれている.

花粉症の有無にかかわらず,花粉が多く飛んでいる季節にはできるだけ外出を避けたほうが無難といえる.

花粉症を発症する子どもの多くは,それ以前にダニによるアレルギー性鼻炎を発症している.

そのため花粉症対策を考える時にはダニ対策も必要だ.

また気管支喘息やアトピー性皮膚炎など他のアレルギー疾患とも深く関わっている.

花粉症が原因でアトピー性皮膚炎が悪化したり,喘息症状を引き起こすことも少なくない.

子どもの花粉症の症状緩和のためには花粉を避けることが重要な対策だ.

窓を閉め切ったり,こまめに掃除をすることで花粉を室内から排除することだ.

花粉は室内では落下して床にたまっているため床の拭き掃除が効果的といわれている.

こどものアレルギー疾患には部屋の空気を清潔に保つことが最も大切といえる.

花粉症対策と空気清浄機

花粉症の季節にはどんなに部屋を閉め切っても,人の出入りなどで花粉が侵入してしまう.

部屋の中に入ってしまった花粉を取り除くためには空気清浄機を利用するのもよい方法だ.

空気清浄機とは空気中の目に見えない粒子や臭いを除去するための空調家電製品だ.

かつてはタバコの臭いやペットの臭いを取り除くためのものだったが,最近では花粉症やアレルギーの増加によって一般家庭での利用が拡がってきた.

花粉症対策として空気清浄機を選ぶときにはフィルターつきであることが重要だ.

花粉の大きさより細かい目のフィルターである必要がある.

そして適応面積が広いものほど部屋の空気を循環させて多くの花粉を吸収する.

自分の部屋の2倍から3倍のものを選ぶとより効果的だ.

また空気清浄機を最大限に生かすためには設置する場所も重要だ.

置き場所によってはその効果が発揮されないことがよくある.

そこで特に注意したいのは「高さ」だ.

主に花粉を吸収させたい場合には床に近いところに置きます.

花粉は空中で舞い上がった後,床に落ちていくためだ.

反対にタバコの煙や臭いを吸収させたいときには少し高い位置に置きます.

これはタバコの煙や臭いが上へ行く特性があるためだ.

そして吸い込み口と噴出口にはモノを置かないことが基本だ.

人に気流が直接当たらず,運転音が気にならない位置,またエアコンの気流が直接当たらない位置であることも大切だ.

空気清浄機は窓を開けられない花粉症の季節にはとても便利なものだ.

上手に活用して十分な効果をあげたいものだ.

花粉症対策と家電製品

近年,花粉症対策のさまざまな家電製品が発売されている.

年々性能も向上し,新しい機能がつきますます便利になっている.

空気清浄機もそのひとつで,これは室内の花粉などを空気から除去するもので,窓を開けられない花粉飛散時期でも室内の空気を清潔に保つことができる.

最近では加湿機能や花粉専用のフィルターがつくなど高性能なものや,デザイン性にも優れたものが増えている.

空気の乾燥は花粉症の症状を悪化させるため,湿度をコントロールできる加湿器はとても便利だ.

潤った室内では花粉が舞い上がりにくくなり掃除もしやすくなる.

掃除機もまた花粉症対策には欠かせないものだ.

布団やカーペット,カーテンなどについた花粉は掃除機で取り除きます.

掃除機は吸い込んだ花粉やホコリを排気とともに室内へ放出するという難点がありましたが,近年開発された掃除機の中には排気が出ないタイプや空気を浄化する機能がついたものまである.

また普通の掃除機に取り付けられる花粉専用のアタッチメントや,排気を室内で放出しないために掃除機本体をベランダにおいて利用することができる延長ホースもある.

洗濯物や布団が外に干せない花粉飛散時期には,乾燥機付き洗濯機は便利だ.

布団には布団乾燥機があると活躍する.

ダニ退治効果や少量の洗濯物なら乾かせるBOXがついているものもある.

他にも便利な花粉症対策の家電は多くあり,今もなお各メーカーが競って開発している.

便利な家電を上手に利用して花粉症の季節を快適に過ごしたいものだ.